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大分県竹田市、城下町竹田の竹田創生館を拠点に活動する、80才の会長を筆頭に世代とジャンルを超えた会員が集うまちづくり組織、岡の里事業実行委員会のblog。


by okanosato20
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下記の通りのコメントで7月18日からはじまったアートイノベーション実験・アートと歴史の出会うまち「テラマチあります。」は、無事に9月23日でテラマチミュージアムを終了することができました。
企画の趣旨にご賛同いただき、ギャラリースペースをご提供いただいた寺町界隈のみなさん、アートのライトアッププログラムを快くご快諾いただいた観音寺さん、ほか城下町竹田・竹田市内外のみなさんのご協力ありがとうございました。
そして、今回、竹田に来てご尽力いただいた、或いは遠くから作品をお送りいただくかたちでご参加いただいたアーティストのみなさまに、貴重な時間をいただきありがとうございました!


以下、7月18日段階の告知を引用。
◎アートと歴史の出会うまち、「テラマチあります!」
今回、岡の里事業アート・ミーツ@創生館では、夏の城下町竹田を舞台にしたアートプログラムを開催します。
7月18・19日の竹田の夏の風物詩、「夏越まつり」から9月18−23日の大型連休までの期間中、城下町竹田の寺町界隈を中心に、「まるごとミュージアム」なアートプログラムを展開します。
メインプログラムは、まちなかに若手アーティストのさまざまな作品が集まる、みんなでつくるまちの美術館「テラマチミュージアム」です。
テラマチミュージアムをメインにワークショップやアーティストトークなどさまざまなアートプログラムを行っていきます。
岡の里事業実行委員会が事務局をしています。
〒878-0013  大分県竹田市竹田殿町武家屋敷通り(竹田創生館内) ☎0974-62-4100 です。

チラシは次の通り。

アートと歴史の出会うまち、「テラマチあります!」実験終了。_e0170951_12577.jpg

# by okanosato20 | 2009-09-23 23:04 | アートミーツ@創生館
今回のテラマチあります。の主催は一応、岡の里事業実行委員会ですけど、これは「事業を起こすための受け皿」でしかありません。岡の里は強い組織ではありません。少ない会員が組織をさまざまな事業の受け皿として利用していくスタイルをとっています。もちろん少ない会員が手分けして協力しますが、基本的には会員個人個人のネットワークでやりたい企画を行う受け皿であって、会が何か主体的に動くということはないんです。

今回の「テラマチあります。」も同様。
岡の里では、会員のひとりが企画を持ち込んで事務局をこしらえただけで、中心としてコーディネートしていただいたのは竹田の工藤さんと草刈さん。そして竹田の我々だけではどうしようもない市外の幅広いネットワークを竹田につないでいただいたのがアーティストの三宮一将さんです。

キリスト教に関する内容を作品のテーマとされている三宮さんは、以前に直入町長湯のルカスホールで展覧会をしています。この地は16世紀半ばに大友義鎮がキリシタン信仰を豊後に許可したときに真っ先に宣教師を受入れた地域です。ルカスの名をいただいた地元の有力領主の老人が教会を建てたことで知られています。その故事に何かしらの縁を感じられて展覧会を行ったと聴いています。
今回、竹田で企画の協力をお願いしたときには、岡の里の拠点竹田創生館のある竹田殿町にあるキリシタン洞窟礼拝堂にやはり何かしらの縁を感じられたようです。こちらはナバルロとブルドリノ神父が弾圧期に身を寄せたと伝えられる礼拝堂跡です。そして、長崎から数奇な運命をたどって竹田に遺されたサンチアゴの鐘にも。。。

そうしたご縁から、三宮さんには精力的にテラマチミュージアムほかさまざまなプログラムでコーディネートをしていただきました。三宮さんなくして竹田にアートの風が吹くことはなかったと思います。
三宮さんが竹田市の中と外のつなぎ役になっていただいたことで、さまざまなアーティストとの出会いや、各地から竹田に来たことのない作家さんからも「ボランティア」で作品を送っていただくことができました。
テラマチミュージアムは、そんなさまざまな方の「気持ち」が集まったプログラムとなりました。

おかげで、7−9月という時期に多くの作品がまちのなかに展開し、ほとんどそうしたアートに縁のない地元の方が日常の暮らしの中にそうしたアートを何気なく観たり不思議に思いながら通う「身近にアートがある日常」が生まれました。逆に、外から来られた方には意外性の「非日常」。。。。「竹田ってこんなことしてるの?」と率直に感想を述べられたりしていました。寺町が200年前の田能村竹田たちがさっそうと歩いた時期がそうであったようにアートが暮らしの中に溶け込む場所となりました。

ルカスの長湯と、ナバルロ・ブルドリノ神父の竹田。2つの縁で三宮さんに竹田市でご協力いただきました
遠くから水を運んでいただき、荒れ野を耕して下さり、さまざまなアートの種を蒔いていただきました。
まもなくテラマチあります。はひと段落つきますが、種が蒔かれてはじめて芽が出てくるのです。
最初に、荒れ野を耕し種を蒔くのは辛い作業です。でも、その仕込みがあってはじめて作物は育ち収穫を夢見ることが可能になります。
今回のご縁を通して寺町からアートの風が吹き、いずれ耕された荒れ野が「理想的田園」となる日が来るでしょう。

本当に、ありがとうございます。

テラマチあります。をコーディネートして下さった方のこと。_e0170951_0303958.jpg

# by okanosato20 | 2009-09-21 23:50 | アートミーツ@創生館
19日のぶっちゃけトークはおかげさまで30名以上の参加者に来ていただき、ありがとうございました。
何とか司会をこなすことができました。

テラマチミュージアムのコーディネートを引き受けていただいた三宮一将さんをはじめ、たけたに関わっていただいたアーティストの皆さん、まちの方々から真摯な意見をいただきました。また、大分市美の菅章さんからはアートプロジェクトに関わられた豊富な経験から様々な意見をうまく交通整理していただき、いくつかの道筋を提示していただきました。
今回の企画を通して、竹田というまちでアートから何か展開する可能性があるのか、何があって何が足りないのか。。。。さまざまなヒントをいただいた気がしています。
ぶっちゃけ、あり。まとめるところはまとめて、あっという間の2時間でした。

今回の脆弱な受け入れ体制と試行錯誤の中でのつたない運営のプログラムに対して、生の声と貴重な意見をたくさんいただき、本当に学びの場になりました。個人的には特に「気持ち」の重要さと、さまざまな「気持ち」を預かる側の責務の重さを強く感じた1日でした。あらためて感謝する次第です。

写真は後日アップします。
なぜなら、司会の私の手元には当日の写真がまだないからです。
さて、気を引き締めて無事にテラマチ企画を収めていきます。
# by okanosato20 | 2009-09-20 21:45 | アートミーツ@創生館
岡の里事業実行委員会では、まちとアートの出会いをテーマに7月18日の夏越しまつりから「テラマチあります。」の企画を開催しています。そのメイン企画であるテラマチミュージアムの〆として、秋の一夜に、アーティストとのトークイベントを開催します。

題して「アーティストとぶっちゃけトーク」

■日時:9月19日(土). 19時から(18時半会場)
■場所: エリアラボたけた(大分銀行向かい、旧セブンスポーツ)  
参加費:無料
※駐車場はありませんので近くの駐車場をご利用下さい。

■ゲスト:大分・別府・竹田などの参加アーティスト
■特別ゲスト:菅章さん(大分市美術館副館長)     をお招きします。

 一見、「講演やレクチャーみたいな座学のむずかしい内容かな?」と思いそうですが、中身はいたってシンプル。まちの人・市民をまきこんでの円卓形式でアーティストと共に身近にアートのことをあれこれ意見を語り合うトークイベントです。

「アーティストは何をする人たち? 」「アートを身近に楽しむコツは?」「アーティストにどうやって依頼するの?」「アートとまちの出会いから何が生まれる?」「アートってそもそも何?」などなど、あらためて話してみたいことを語りあうことで、アートとのきっかけづくりができればと考えています。この機会にまちとアートのあれこれをぶっちゃけてみませんか?

当日は14時からギャラリーツアーを開催します(エリアラボたけた集合)。今回のミュージアムの会場を歩いて回ります。解説付きでギャラリーをまわります。合わせて参加するとテラマチあります。の概要がわかる仕組みです。トークイベントともどもふるってご参加下さい。

エリアラボたけたはこの建物です!
19日に、アーティストとぶっちゃけトーク&ギャラリーツアーします。_e0170951_2155792.jpg

# by okanosato20 | 2009-09-19 12:39 | アートミーツ@創生館
18日からオープンしたテラマチミュージアムは城下町竹田の北側、瀧廉太郎記念館や円通閣・十六羅漢、八幡川横丁のある寺町界隈のあちこちに展開しています。
入場無料のまちなかアート展覧会です。あちこち歩きながらたけたの城下町散策をお楽しみ下さい。

9月にはいって若干変更がありましたので修正版をアップしました。
イラストマップは、豊後竹田駅の観光案内所、まちなか本町通りの大分銀行竹田支店向かいのエリアラボたけた、廉太郎通りの空き家ギャラリー、殿町の竹田創生館に置いています。
これを参考にまわってください。
テラマチミュージアム、作品のある場所リスト。_e0170951_032422.jpg


下記の場所でオープンしています。◎はギャラリースポット。▽は関連スポットです。
基本的には、場所をご提供いただいたお店などの営業時間に合わせています。
タケタンの「なんでん百科」で検索チェックしてみて下さい。
豊後竹田駅に近い城下町の入り口「構口」の方から寺町界隈、上町通り、殿町へと紹介します。

A)八幡川横丁界隈
◎清水湯Café(テラマチ横、下本町・八幡川横丁角) 
白壁の横丁八幡川横丁にある銭湯をリフォームしたレトロなカフェ。その奥スペースが展示会場。不定休ですが日中は開いてます。ドアを開けてのぞいてみて下さい。うどんと八百屋をしている志保屋さんが経営していて、うどん&野菜ジュースがリーズナブル&美味。
◎塩屋荒物店(下本町・八幡川横丁入口)
昭和レトロの「ホームセンター」、荒物がたくさん並ぶお店。店内は所狭しと生活用品が並んでいます。その一角に本企画最年少参加していただいた「和紙人形作家」のコーナーがあります。

B)寺町界隈、マルショク竹田店近く。
◎御客屋敷(テラマチ)
10時〜16時、火曜定休。中は茶房です。岡藩時代からの建物で枯山水の庭のある和のスペース。ゆっくりと中をのぞいてみて下さい。
◎カフェクローネ(テラマチ、田町入口交差点近く)
ケーキ屋クローネのロールケーキと珈琲の美味しいカフェ。10時〜19時、木曜定休。店の中に作品があります。

◎十六羅漢憩いの広場
右手上には岡藩時代に大野の石工さんがつくったという十六羅漢が鎮座してます。それぞれ違う顔を楽しんでください。左手には大正・昭和に活躍した彫刻家渡辺長男(朝倉文夫の兄)の《子育観音》があります。
石段を昇りきると願成院。18日にアートなライトアップを行った愛染堂があります。恋愛を司る愛染明王をまつっています。[new!]9月6日から屋外作品が設置されています。ぜひごらん下さい。
▽円通閣
願成院の山門は和と中華のテイストな楼閣です。ここは岡藩時代に唐橋君山が開いた文化サロン。次の公開日は9月12日です。円通閣からの城下町と岡城跡の眺めは絶景!

C)寺町界隈、瀧廉太郎記念館近く
◎三桁 ミツケタ (テラマチ)
豊音寺山門向かいの和めるアンティークショップ&カフェ。
土日祝日11時~17時営業。竹蔵ギャラリーは三桁の営業時間に合わせて開いています。
▽豊音寺山門(テラマチ)
お寺の二層の山門は幕末の岡藩アーティストたちの作品になっています(本企画最古参加?)。柱や軒下の組物の木彫などに展開する幕末アートをぜひ。門の天井もじっくりご覧ください!!
◎さふらんごはん(テラマチ)
11時〜16時。木曜定休。サフランご飯がおいしい。リーズナブルでボリュームもあり、そしてヘルシー。店の中に「かみさま」な作品が鎮座しています。隣が空き家リフォームギャラリーです。

D)寺町界隈、廉太郎通り。
◎廉太郎通り角の空き家リフォームギャラリー(テラマチ横、溝川) 
さふらんごはんさんに開けていただくので、営業時間といっしょ。11時〜16時、木曜定休。
土日祝日はミツケタさんに開けていただくので、営業時間といっしょ。11時〜16時
◎釣り宿あいざわ(溝川)
空き家リフォームギャラリーの向かい。店の棚に展示されています。たいてい開いてます。ソフトクリームは美味。
◎但馬屋新店、ギャラリー・アラヤサーラ
但馬屋老舗の廉太郎通りにある新店。三笠野と荒城の月が定番。ここで焼きたての三笠野が買えます!
1階の店内に作品があります。[new!]8月23日から2階のギャラリースペースに作品が展示されています。テラマチミュージアムでは数少ない本格的ギャラリー展示です。是非ごらん下さい。水曜定休。
◎麦蔵(テラマチ、廉太郎通り入り口)
廉太郎通り入り口にある醤油とお味噌のお店。お醤油ソフトがおいしい。店の中に展示しています!11時〜16時、水曜定休。

E)上町通り。
◎「絵の家」ギャラリー(上町)
阿南先生の自宅、通りのガラスケースから作品をみることができます。

F)そして殿町。
◎竹田創生館(殿町)
武家屋敷通りにある岡の里の拠点。9時〜17時、月曜と祝日の翌日は休館。

11時過ぎに到着して、ランチをしてゆっくりまわって午後3時半くらいというペースです。
小さなまちなので気軽に歩いていけます。案内が小さかったりするのでマップを頼りにまわってみてください。
# by okanosato20 | 2009-09-18 22:04 | アートミーツ@創生館