大分県竹田市、城下町竹田の竹田創生館を拠点に活動する、80才の会長を筆頭に世代とジャンルを超えた会員が集うまちづくり組織、岡の里事業実行委員会のblog。


by okanosato20
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テラマチあります。をコーディネートして下さった方のこと。

今回のテラマチあります。の主催は一応、岡の里事業実行委員会ですけど、これは「事業を起こすための受け皿」でしかありません。岡の里は強い組織ではありません。少ない会員が組織をさまざまな事業の受け皿として利用していくスタイルをとっています。もちろん少ない会員が手分けして協力しますが、基本的には会員個人個人のネットワークでやりたい企画を行う受け皿であって、会が何か主体的に動くということはないんです。

今回の「テラマチあります。」も同様。
岡の里では、会員のひとりが企画を持ち込んで事務局をこしらえただけで、中心としてコーディネートしていただいたのは竹田の工藤さんと草刈さん。そして竹田の我々だけではどうしようもない市外の幅広いネットワークを竹田につないでいただいたのがアーティストの三宮一将さんです。

キリスト教に関する内容を作品のテーマとされている三宮さんは、以前に直入町長湯のルカスホールで展覧会をしています。この地は16世紀半ばに大友義鎮がキリシタン信仰を豊後に許可したときに真っ先に宣教師を受入れた地域です。ルカスの名をいただいた地元の有力領主の老人が教会を建てたことで知られています。その故事に何かしらの縁を感じられて展覧会を行ったと聴いています。
今回、竹田で企画の協力をお願いしたときには、岡の里の拠点竹田創生館のある竹田殿町にあるキリシタン洞窟礼拝堂にやはり何かしらの縁を感じられたようです。こちらはナバルロとブルドリノ神父が弾圧期に身を寄せたと伝えられる礼拝堂跡です。そして、長崎から数奇な運命をたどって竹田に遺されたサンチアゴの鐘にも。。。

そうしたご縁から、三宮さんには精力的にテラマチミュージアムほかさまざまなプログラムでコーディネートをしていただきました。三宮さんなくして竹田にアートの風が吹くことはなかったと思います。
三宮さんが竹田市の中と外のつなぎ役になっていただいたことで、さまざまなアーティストとの出会いや、各地から竹田に来たことのない作家さんからも「ボランティア」で作品を送っていただくことができました。
テラマチミュージアムは、そんなさまざまな方の「気持ち」が集まったプログラムとなりました。

おかげで、7−9月という時期に多くの作品がまちのなかに展開し、ほとんどそうしたアートに縁のない地元の方が日常の暮らしの中にそうしたアートを何気なく観たり不思議に思いながら通う「身近にアートがある日常」が生まれました。逆に、外から来られた方には意外性の「非日常」。。。。「竹田ってこんなことしてるの?」と率直に感想を述べられたりしていました。寺町が200年前の田能村竹田たちがさっそうと歩いた時期がそうであったようにアートが暮らしの中に溶け込む場所となりました。

ルカスの長湯と、ナバルロ・ブルドリノ神父の竹田。2つの縁で三宮さんに竹田市でご協力いただきました
遠くから水を運んでいただき、荒れ野を耕して下さり、さまざまなアートの種を蒔いていただきました。
まもなくテラマチあります。はひと段落つきますが、種が蒔かれてはじめて芽が出てくるのです。
最初に、荒れ野を耕し種を蒔くのは辛い作業です。でも、その仕込みがあってはじめて作物は育ち収穫を夢見ることが可能になります。
今回のご縁を通して寺町からアートの風が吹き、いずれ耕された荒れ野が「理想的田園」となる日が来るでしょう。

本当に、ありがとうございます。

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by okanosato20 | 2009-09-21 23:50 | アートミーツ@創生館